2018年01月19日

「老後」の死角

ご相談で、かなりの金額をお持ちの方の相談も

あります。

このくらいの金額なら60歳で定年後に仕事を完全に辞めても

毎年海外旅行などに行って生活できますか?


と聞かれます。

その金額と毎月の生活費及びその旅行にかかる金額等にも

よりますが、

今の日本がそのままの経済状態かにもよります。

つまり、インフレ率によってその生活資金がかなり変動してきます。

1%なのか

2%なのか

更には3%なのか

現在のお金の価値が違ってきますので

そのままの価値として使うことができないことも

予想されます。

では、いくらのインフレ率で計算すれば安心でしょうか?


これが頭の痛いところです。

何%になるのかは予想できないからです。

更に考えておきべきことは

年金は今よりも減額されることを想定しなくてはいけないこと。

ただ、これを知っておくだけでも、違ってきます。


では、インフレ率って何?

って思いますよね。

これは

去年に比べてどのくらいの物価の上昇率があったのかを

数字で表したものです。

つまり、仮に

現在の1万円なら1万円のものを買うことができます。

そんなの当たり前だと思うかもしれません。


例として

現在1万円のバックがあります。

インフレ率が仮に2%になったら

1年後の1万円の物は10200円になっています。
(値引きしなければ)

なので、現在の1万円のお金では買うことができなくなります。

これは、物価が上がることで、お金の価値が下がっていきます。

仮に

2018年から

年2%の物価上昇が実現し、

そのまま続くとします。

現在1万円で買える物の値段は

1年後の2019年には10200円・・・・・

2年後の2020年には約10400円・・・・

10年後の2028年には約12200円になります。

ですから10年間、

金利が無い状態の1000万円の価値は

約820万円に相当する物しか買うことができなくなります。



お金の名前はかわりません。

1000万円という呼び方は・・・・・

でも現在のお金の価値が下がることが

あります。

その辺も考えて、お金を普通預金に入れぱなしに

しないことも重要です。













Posted by Happy FP at 09:00│Comments(0)
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